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2013-07-19 09:00

エコ

NEDOがアジア初、インドネシアでスマートコミュニティ実証事業を開始

エコ団地
エネルギー消費量の高い工業団地で
NEDOは7月15日、インドネシア国エネルギー鉱物資源省と同国スルヤチプタ工業団地でスマートコミュニティ実証事業を実施することで合意し、基本協定書に調印した。

実証事業を行うのは同国のエネルギー消費量の約3割を占め、産業分野が多く集積する工業団地で、NEDOとインドネシア国エネルギー鉱物資源省は、2010年から共同で工業団地地域におけるスマートコミュニティ技術の導入可能性や、持続可能なビジネスモデルを検討してきた。

この結果、スルヤチプタ工業団地で「スマート&エコ工業団地モデル」の実現性を実証することとなり、スマートコミュニティ実証事業を開始することで合意した。

アジア地域におけるNEDOのスマートコミュニティ実証事業実施はこれが初となる。

日本の電力インフラ技術を活用
インドネシアでは電力エネルギーの安定供給と効率的な利用が喫緊の課題となっており、日本の電力インフラ技術を活用することで、省エネルギー化と高品質電力の供給を可能とする「スマート&エコ工業団地モデル」を構築する。

日本側はNEDO、住友商事株式会社、富士電機株式会社、三菱電機株式会社、NTTコミュニケーションズ株式会社の4社が、インドネシア国側はPLN(国有電力会社)、スルヤチプタ工業団地、そして当該工業団地内の複数の入居民間企業が一体となって協力し、2016年までの予定で実証事業を実施する。

具体的には、電力品質の更なる安定化技術と、 エネルギーマネジメントシステム導入による省エネと需給調整、共通基盤通信インフラシステムの3技術について実証事業を行うことで、経済と環境を両立した「持続可能な社会」を構築し、高度なエネルギー利用方法を確立する。

今後の展開としては、インドネシア国内において両国共同で特定目的会社を設立することも検討しており、他の工業団地や他のASEAN諸国への展開も検討していく。

外部リンク

NEDO│アジア初、インドネシアでスマートコミュニティ実証事業
http://www.nedo.go.jp/news/press/
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