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神奈川県では、省エネモデル構築事業として、照明、空調など省エネ機器の更新や設備・施設改修等により光熱水費等を削減し、削減された費用でリース料等を賄うことで、初期投資、実質負担なしで省エネ機器等の導入を可能にするビジネスモデルの対象となる事業者を募集している。

「省エネモデル」プランでは省エネ機器の製造者、販売業者などから公募した上で、公正中立な立場で県がその光熱水費削減効果等を検証し、結果を公表することによって、省エネ機器の導入を検討している事業者が安心して利用できる「省エネモデル」の普及を図る。

この事業において神奈川県は7月9日、東京ウチダシステム（東京都中央区）とウェルバーグ（神奈川県横浜市）によるLED照明を導入する2プランを新たに選定したと発表した。

現在、導入可能な「省エネモデル」は、プラン提供側がリース料の一部を負担するなど、様々な特典で差別化されたLED照明の導入プランが4件、工場の屋根などに遮熱塗装を施し空調コストを削減するプランが1件となっている。

今回選定されたLED照明の導入プランは、40W直管型蛍光灯を使用している事務所等の照明をLEDに切り替えることによって、電力使用量の削減を図るもの。

同プランでは、省エネサービス利用契約を結ぶことで、リースによりLED照明を導入することができる。

5年契約で100本（FL40W2灯式代替品LED照明50台）を導入した場合には、光熱水費等削減額を92万9,630円と試算して5年間総額でのサービス利用料を91万3,680円と削減した光熱費でサービス利用料をカバーする。

「省エネモデル」の導入を検討したい事業者は、神奈川県に申し込みを行うことで、実証実験に参加でき、受付期間は、7月10日（水）から8月30日（金）17時まで。

1プラン当たり3者程度を選定する予定で、書類審査は9月上旬、結果公表は9月中旬を予定している。

外部リンク

神奈川県│実証試験協力事業者の公募及び省エネモデル構築事業プラン選定結果について
http://www.pref.kanagawa.jp/