2012-11-09 11:00
電気自動車
「どれだけ走るか予測してくれる」EVシェアリングサービス

利用者の「充電」する手間を省く
豊田通商株式会社(以下、豊田通商)と株式会社サージュ(以下、サージュ)は、2012年11月5日、電気自動車を利用したシェアリングサービスを開始することを発表しました。今回サービスが開始されるのは、東京都都内および名古屋市郊外のマンションと、豊田通商豊田支店の3拠点で、トヨタ車体株式会社が製造する超小型電気自動車『コムス』が使用されます。
「目的地」まで着けるかも予測できる?
同システムは、同車両が走行する際の電池消費量や充電時の回復量といったデータを蓄積して、車両に積載する電池の残量を予測し、その予測量を15分単位で予約システム上に表示するというものです。また、サービス予約時に目的地を登録することで、目的地までの到達可否を判断する機能も備わっています。ちなみに、今回開始されるサービスのような「カーシェアリング」は、登録会員の間で、特定の自動車を共同使用するしくみのことです。レンタカーサービスに比べて、短時間での利用が想定されていて、利用者にとってはレンタカーサービスよりも小回りが利き安価になるともいわれています。
既存のSSに、電気自動車用の充電設備が普及しているとは限らない現状では、利用者がセルフ充電を行う手順なども一般的に認知されているとは言い難いといえます。今回のサービスは、普及が軌道に乗っていない状況を逆手に取ったとは言い過ぎでしょうか。いわゆる「電気自動車のモデル都市」は、消費者によりいっそうのアピールを図る上で、必要なことなのかもしれません。
外部リンク
豊田通商株式会社 プレスリリース
http://www.toyota-tsusho.com/press/
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