2012-11-08 11:00
その他
MCTなど、省エネのアドバイス付き「HEMS」導入を試行

「節電」の次のアクションへ
モバイルシティ・ジャパン株式会社(以下、MCT)は、「HEMS」の試行サービスを、異なるオーナーの既築の集合住宅約1,000戸を対象に、11月から順次開始しています。今回の試行サービスでは、日々のエネルギー使用量などを“クラウド”に収集したデータを分析した後、住居者に対して「省エネ・アシスタント」を実施し、住居者の要望に応じた設定などによる省エネ・節電の実現を試行します。
同社では、2013年1月の本格的なサービス導入に向けて、既築の集合住宅に「HEMS」を導入し、「住居者の高齢化による安全対策」と「住居者が負担する月々の費用軽減対策」に有効な情報提供のあり方や、住居者との双方向的なエネルギー使用に関する“データの見せ方”などを分析して、より効果的なサービスを提供することを目的としているとのことです。
ちなみに、「HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム:Home Energy Management System)」とは、家庭内のエネルギーの見える化や機器の遠隔操作といった機能を通じて、住居者の省エネ行動をサポートするシステムのことですが、現在市販されている「HEMS」では、収集したデータの分析結果や分析結果に伴う住居者へのアドバイスを行うような“見える化”は実現されていないともいわれていました。
ターゲットは「集合住宅」
同社では、今後、2013年3月までに、約10,000戸の既築集合住宅に導入する計画です。こういったシステムを利用する目的は、まず第一に「電力の消費量がどれだけか?」住居者が把握することでしょう。規模を必要とする「発電」が主流である以上、供給元が優位である構図は変わりません。エネルギーの“地産地消”が現実化するまでは、あるものを賢く利用する必要がありそうです。
外部リンク
モバイルシティ・ジャパン株式会社 プレスリリース
http://www.mobilecity.co.jp/press/
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