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2012-11-10 18:00

太陽光発電

池に浮かべるフロート式水上メガソーラー、1年で10カ所20MWへ

メガソーラー
土地高騰で池に着目
太陽光発電システムを中心とした事業を幅広く展開するウエストホールディングスは7日、フロート式水上メガソーラー発電所の開発と事業化に着手し、全国的に展開すると発表した。

同社は埼玉県桶川市から市内の工業団地内にある調整池に1,360KWのフロート式水上メガソーラー発電所を設置する事業者として指定され、来年6月の稼動を予定している。

今後1年間で全国に10カ所、総出力20MW程度のフロート式水上メガソーラー発電所の設置を予定している。

メガソーラーの建設地に池の上が挙がった理由には、再生可能エネルギーの固定買取制度以降、メガソーラー発電事業に新規参入する企業が急増し土地の賃貸借料が高騰していることがある。

そこで天然湖沼や貯水池、調整池と呼ばれている人造湖やため池に着目したところ、同社の調べでは日本全国にメガソーラー建設に適した池が約790カ所あるという。

コストもかからずメリットも
池の上にメガソーラーを設置すると、地上に設置するよりもパネルの温度が上がりにくく発電量が上がるというメリットもある。

太陽光発電パネルの設置により水面に太陽光が当たりにくくなることで、アオコの異常発生を抑えることもできる。

また、資材、施工費など建設に必要な費用全体で見れば、水上に設置した場合でも地上に設置した場合でも金額に大きな差はなく、コストの面でも問題なく設置することができる。

同社は韓国のLS産電と協力し防水、絶縁、耐食処理を適切に施した太陽光発電パネルの出荷も行っており、韓国国内ではすでに設置実績もある。

桶川市のほかには大阪府泉佐野市とも水上メガソーラー設置計画を進めており、泉佐野市内にある公園池に最大出力2MWのメガソーラーを建設する計画だ。

外部リンク

ウエストホールディングス│フロート式水上メガソーラー発電所の開発に関するお知らせ
http://www.west-gr.co.jp/news_upload/20121107.pdf
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