エネクトニュース

南太平洋に浮かぶニュージーランド領のトケラウ諸島が、歴史的な一歩を踏み出した。

トケラウ諸島は11月7日、各島で必要とされる全電力を太陽光発電で供給するシステムが完成したことを発表した。

領地内の電力を太陽光発電のみでまかなうのは、トケラウ諸島が世界で初めて。ニュージーランドのマレー・マカリー外相は、「世界の偉業」と称賛した。Marcel Greenが報じた。
トケラウ諸島はアタフ島、ヌクノノ島、そしてファカオフォ島の3つの環礁からなる小さな島しょ群である。人口は約1500人で、以前はディーゼル発電を使用していた。

今回の太陽光発電プロジェクトでは、トケラウ諸島に4000枚の太陽光パネルを設置。これにより、領地の電力需要を150％まかなうことができる。

さらに、太陽光発電システムを導入したことでCO2排出量を950トン削減できるほか、ディーゼル発電にあてられていた予算、約6500万円を社会福祉などに回すことができる。

マカリー外相は、

とし、プロジェクトの成功に喜びをしめした。

外部リンク

トケラウ諸島　公式サイト
http://www.tokelau.org.nz/

トケラウ諸島　初の100％太陽エネルギーの領地に
http://www.marcelgreen.com/article/L-archipel-des-Tokelau