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英石油大手のBPが、史上最高額の罰金を支払うことがわかった。

エリック・ホルダー米司法長官が発表したところによると、BPは、2010年に発生したメキシコ湾原油流出事故の刑事責任を認め、45億2500万ドル、日本円にして約3700億円の支払いに合意した。

これは、米国史上最高額の罰金となる。

BPと米国政府の裁判はまだ続いており、今後、さらなる罰金がかせられる可能性がある。仏紙20minutesが報じた。
米ルイジアナ州沖の石油採掘基地で起きた爆発事故により、11人が死亡し、原油の流出により周辺地域に深刻な環境汚染がもたらされた。

今回BPが合意した罰金のうち40億ドルは、米司法省に支払われる。罰金の一部は、事故現場の環境保護や清掃活動などにあてられる予定だ。

また5億2500万ドルは、BPが重油の流出量を偽って申告し、投資家に損害を与えたとし、米証券取引委員会に対して支払われる。
罰金の合意をうけ、BPのボブ・ダトリー最高経営責任者は、

と述べている。

しかし、今回の合意が民事訴訟の終わりではない。

原油流出事故をめぐり、複数の幹部が過失致死や水質浄化法違反、情報の隠ぺいなどの罪にとわれており、今後さらなる支払命令がくだされることも予想される。

次回の裁判は、2013年2月にはじまる。

外部リンク

BP 公式サイト
http://www.bp.com/

BPが流出事故で45億ドルの記録的な罰金　20minutes　
http://www.20minutes.fr/monde/1043886