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2012-12-07 10:00

太陽光発電

スフェラーパワーなど、太陽電池で紡いだ「織物」の開発に成功!

テキスタイル
もう「パネル」はいらない?
スフェラーパワー株式会社は、2012年11月29日、福井県工業技術センターと共同で、「球状太陽電池」を織り込んだ発電するテキスタイル(織物)の試作に成功したことを発表しています。

今回、試作された「太陽光発電テキスタイル」は、直径1.2ミリメートルの粒状の『球状太陽電池(スフェラー)』を、直線状に並べて糸状に接続し、これを緯糸(よこいと)として、経糸(たていと)とともに織り込んだ織物です。

テキスタイル
この成果は、同社が世界で初めて開発した、三次元受光型の「球状太陽電池」技術と、県内繊維産業の新分野進出を目指す福井県工業技術センターによるコラボレーションによるもので、織物自体、厚みが1.4ミリメートルと薄く、曲げた状態でも発電ができる“しなやかさ”を備えた一品に仕上がっています。

太陽電池と衣服の組み合わせといえば、軽量・コンパクトの太陽電池パネルを、を着る人の動作の邪魔にならない個所に埋め込む手法や、三菱化学株式会社が開発を進める「有機薄膜太陽電池」によって、衣服に“塗る”ことで太陽光発電機能を生み出す手法など、“ものつくり”日本の知恵が試されているようです。

3年後には「実用化」も
今後、同社は、同センターや福井県下の企業とともに、2013年内のサンプル出荷を予定しています。また、国の委託事業として、2015年度をめどに、布地を壁や屋根に使った建造物などでの製品化を目指した実用化研究も、今年度から始まっているとのことです。

外部リンク

スフェラーパワー株式会社 プレスリリース
http://www.sphelarpower.jp/news/
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