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2013-02-02 14:00

その他

三菱電機が駅の使用電力を1日600kWh削減する装置を発売

駅舎
電車の余剰電力を駅で利用
三菱電機は1月30日、東京メトロで実施した、鉄道車両の回生電力を活用する駅舎補助電源装置(S-EIV)の実証実験の結果、駅での消費電力を一日当たり約600kWh削減できる省エネ効果を実証したと発表した。

同社は2012年8月から、この実証実験を実施しており、2013年4月から製品として「駅舎補助電源装置」の販売を開始する。

この装置は鉄道車両のブレーキ時に発生する回生電力のうち、近くを走行している車両だけでは消費できない余剰電力を、駅の電気設備に直接供給するもので、回生電力を直流から交流に変換することで駅の使用電力を削減する。

照明や空調、エレベーター等
実証実験は、東京メトロ東西線西船橋変電所に設置した駅舎補助電源装置の実証機を使って行われ、電力量を測定して省エネ効果と交流系統への適合性を検証した。

余剰分の回生電力を直流1500V架線から交流6600V高圧配電系統に変換し、駅の照明や空調、エレベーター等の電気設備へ供給する。

10月18日から11月29日の期間に、この装置を利用した駅の消費電力を測定したところ、一日当たり約600kWhの省エネを実証した。

外部リンク

三菱電機│ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
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