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2013-01-28 07:00

その他

世界初!「油圧ドライブトレイン」洋上風力発電の試験運転を開始へ

風力発電
「風力発電」の不安定さを改善
三菱重工業株式会社は、2013年1月24日、同社の横浜製作所内で、「油圧ドライブトレイン」を採用した大型風力発電設備の試験運転を開始したことを発表しました。

今回の試験運転は、2011年9月から同社がすすめる洋上風車用新型油圧ドライブトレインの開発の一環で、同製作所内で運転するギア式風力発電設備「MWT100」の動力伝達機構に、これまでのギア式増速機に代えて、デジタル可変制御方式による「油圧ドライブトレイン」を採用したというものです。なお、デジタル可変容量制御を行う「油圧ドライブトレイン」を備えた大型風力発電設備の運転は、世界で初めての試みとなります。

ちなみに、「油圧ドライブトレイン」を採用した風力発電設備では、増速機やインバーターが不要となり、効率性や信頼性を高めることができるといわれています。また、汎用性のある油圧機器や材料、同期発電機などで構成されることから、設備の構築や運用管理にかかるコストを抑えられるメリットも期待されています。

風力発電
2015年をめどに市場投入目指す
同社では、今回の試験運転により得られた成果を待って、以降、7,000キロワット級の洋上風力発電設備の開発を加速し、2013年8月に試運転開始を予定している英国での陸上実証機や、2014年秋に予定する福島沖浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業に対応していく方針で、2015年の「発電」市場への投入を目指していくことになっています。

再生可能エネルギーによる発電のなかでも、「風力」は比較的低コストでの実施が可能といわれていますが、特に、海の上ということになれば、周囲への騒音や振動への配慮も少なく見積もることができることに加え、止むことのない風は、発電の安定した動力源といえるでしょう。自然エネルギーを「不安定」と切り捨てるのではなく、どう使えるようにするかといった知恵が求められる時代であることを改めて認識したいものです。

外部リンク

三菱重工業株式会社 プレスリリース
http://www.mhi.co.jp/news/
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