2013-02-07 12:00
エコ
タバコDEエコ 2兆本の吸い殻に秘められた能力

タバコ・リサイクル
アメリカとスペインに工場を置くTerraCycle社の「タバコ・リサイクル」が、大成功をおさめている。TerraCycle社は、これまで再利用が難しいとされてきた製品を専門に取り扱うリサイクル企業だ。現在、チューインガムや使用済みおむつなどをリサイクルしている。
そして昨年から始めたのが、タバコのリサイクルサービスだ。
タバコの吸い殻のリサイクルは、早くもアメリカで大成功をおさめており、近々欧州への進出を予定している。Neo Planetが報じた。
ガーデンチェアに20万本
TerraCycle社は、ボランティア団体により集められたタバコを無料で回収している。吸い殻は、自社工場にて殺菌消毒を行ったあと、細かく粉砕する。巻紙は堆肥に、そしてフィルターは灰皿やガーデンチェアに生まれかわる。
なお、灰皿の製造には、1000から2000本の吸い殻が必要だという。ガーデンチェアにいたっては、20万本以上が使われる。
TerraCycle社のTom Skazy社長によると、世界で捨てられるタバコの吸い殻は、年間1兆から2兆本にものぼる。「原材料」は、ありあまるほど道に捨てられている。
同社は、年内にオープンするドイツ工場を皮切りに、欧州への進出を試みる。今後、フランスや北欧、スイスなどを中心にタバコのリサイクル事業を発展させていく予定だ。
外部リンク
TerraCycle 公式サイト
http://www.terracycle.com/en-US/
地球のための吸殻 Neo Planet
http://www.neo-planete.com/2013/02/04/megots
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