2013-02-08 16:00
電気自動車
EV普及にSNS活用 - 「EVオーナーズクラブ」公式サイトオープン!

「潜在ユーザー」にも正確な情報を
EVオーナーズクラブ運営事務局は、2013年2月3日、「EVオーナーズクラブ(EVOC:イーボック)」の公式サイトをオープンしたことを発表しています。同サイトは、EV(電気自動車)のオーナー同士、また、EVの購入を検討している“潜在ユーザー”のコミュニケーションの場として設けられたというもので、一般ドライバー向けの販売が始まって2年を経過してはいますが、東北大震災と東京電力の原発事故による節電意識の高まりにより、「オール電化住宅」やEVに対する間違った認識が、メーカーや行政からのアナウンスだけでは払しょくされない現状があることから、より消費者の目線に近いEVオーナーを中心としたボランティアグループが、さらなる“普及促進にひと肌脱いだ”といったところでしょうか。
消費者目線で「魅力」を啓蒙
また、同サイトが立ち上げられた目的には、EVライフの楽しさや便利さ、環境に優しく非常時の補助電源への転用も可能といったEVの“実像”や“価値”を、会員を中心とした閲覧者の投稿(ユーザーから投稿される口コミやコメントなど)や、「オーナーBlog」や「EVコンテンツ」などのコーナーでの試乗レポートやEVに関する最新ニュースの提供、さらには、ユーザーからの質問や疑問に対する運営事務局からの回答機能などにより、改めて認識してもらうこともあるようです。同クラブでは、今回のような、EVの具体的な情報を一般向けに発信するWebサイトの運営のほかにも、「EV普及やエネルギーに関する各種イベントの企画、運営、協力」や「自治体や関連メーカーへの情報提供」、「EVとその関連製品の公平な評価やレポートの発表」に加え、「研究会、発表会などの開催」などにも取り組む予定になっています。
期待以上の広がりが見えづらいEVの現状は、「エコカー減税」などの助成制度による“需要の先取り”の影響ともいえそうですが、より環境への負荷を抑えてゆく「自動車」への移行は避けて通れない事実なのでしょう。いまは、一般ユーザーが納得して、一歩踏み出せる環境つくりが大切なのかもしれません。
外部リンク
EVオーナーズクラブ運営事務局 プレスリリース
http://ev-owners.jp/contents/
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