2013-02-09 12:00
エコ
中国 春節の爆竹を自粛せよ。大気汚染の深刻化を懸念

爆竹、花火自粛せよ
春節をひかえる中国では、今月5日より爆竹や花火の販売が始まった。爆竹や花火は旧正月の必需品で、煙と騒音で邪気を追い払う、魔よけに由来しているといわれる。しかし中国では、先月より大気汚染が深刻化。有害な濃霧が広範囲にわたり発生している。
この事態をうけ、中国政府は爆竹や花火の販売数を削減するとともに、使用を自粛するよう国民に呼びかけている。
また、環境意識の高い消費者の間では、電子爆竹が話題となっているという。french.people daily が報じた。
大気汚染対策に電子爆竹
中国環境保護省が発表したところによると、1月24日までに約6億人が有害濃霧の被害をうけたことがわかっている。これは、人口の5割弱に相当する。北京市では、3社の専門業者が市内1337か所で爆竹や花火を販売している。今年の在庫数は昨年より6万箱少ない75万箱で、販売店舗数も削減した。
大気汚染の深刻化をうけ、政府が販売数を減らしたためだ。
爆竹や花火は中国の旧正月には欠かせない風習となっているため、廃止することは困難だ。
しかし、一部の消費者の間では、煙を出さない電子爆竹が人気となっている。また大半の国民が、爆竹や花火の使用量を減らすことに合意している。大気汚染への関心は高い。
中国の旧正月は、今月10日に始まる。
外部リンク
中国環境保護省 公式サイト
http://english.mep.gov.cn/
汚染 北京が旧正月で花火自粛を呼びかけ french people daily
http://french.peopledaily.com.cn/96851/8123998.html
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