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「ZEM」（※）と名付けられた“マイクロ・ホーム”がBehanceに紹介されている（24日）。デザイナーJeffrey Greger氏とSan Jose State University（サンノゼ州立大学）のコラボレーションから生まれた、持続可能な超小型住居だ。

わずか100平方フィート（約9.3平方メートル）のコンパクトサイズ。素材も軽いという。特徴的なのが、傾斜を持たせた外壁。南に面しており、この傾斜によって室内に太陽光を取り込み、照明への依存度を減らす。さらにこの傾斜壁で、室内は夏涼しく、冬暖かい状態に保たれるという。

屋根には太陽光パネルを設置。照明はLEDが採用されている。原寸サイズでモデルハウスが作られ、太陽光発電の効果や建物の構造による熱効率などが計測された。モデルハウスの建設には、サンノゼ州立大学の5つの学部から集まった25名の学生があたったという。

このマイクロホーム「ZEM」は環境への負荷を減らすことを目的に、実験的にデザインされた。Greger氏は、こうした快適で機能的・効率的なコンパクトな住居が、地球環境を守る鍵になると見ている。


※ZEM：zero-emission（ゼロ・エミッション）の意味から名付けられている。

外部リンク

Behance：ZEM | sustainable micro home
http://www.behance.net/gallery/ZEM

San Jose State University：Multidisciplinary Team Builds Zero Emissions House
http://blogs.sjsu.edu/today/2011/multidisciplinary