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2013-03-01 16:00

その他

GWEC、「Global Wind Statistics 2012」を公開 - 日本の出遅れ顕著に

風力発電
2012年にどれだけ設備が増えたか?「世界各国のまとめ」
GWEC(Global Wind Energy Council:世界風力エネルギー会議)は、2013年2月11日、2011年の各国の風力発電の設置状況などをまとめたリポート『Global Wind Statistics 2011』を公開しました。

リポートによると、2012年度内に全世界で設置された風力発電の設備容量は、前年比110%の4万4,711メガワットになり、2012年度末時点の累計設備容量は、28万2,430メガワットに達しました。

国別にみると、中国が、2012年度内に1万3,200メガワットを設備し、累計7万5,564メガワットに達し、シェアを26.8%にまで拡大しました。アメリカは、2012年度の設備容量が1万3,124メガワット、累計で6万7メガワットとなり、21.2%のシェアを確保しています。以下、累計容量でみて、ドイツ、スペイン、インドと続いています。

地域別にみると、2010年、2011年と急増していたアジアが、5,000メガワット近く減少し、北米、欧州に激しく追い上げられています。

風力発電
日本は、2012年度内に88メガワットの設備容量にとどまり、累計設備容量が2,614メガワットとなりました。アジアでは3位ですが、多くの国で普及のすすむ欧州でみると15位以下となっており、2012年度0.1メガワットに終わった洋上発電とあわせて、一層の取り組みが必要のようです。

「仲介」に終わらない取り組みが必要
時期も時期、東京ビッグサイトでは、2月27日から3月1日にかけて、「スマートエネルギーWeek 2013内 WIND EXPO 2013」と称した、第1回国際風力発電展が開催されています。日本初となる風力発電に関する国際専門展として、世界15か国、300社による商談展が設けられた背景には、日本でのビジネスチャンスというよりも、その発電技術への関心があるように見受けられます。ソフトの提供だけでなく、自前の発電実績を誇ることのできる時代を目指す必要がありそうです。

外部リンク

GWEC 「Global Wind Statistics 2012」
http://www.gwec.net/2013/02/
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