2013-03-14 12:00
エコ
パソコンで暖房!データの熱であったまる

コンピューター暖房
20minutesが報じたところによると、仏企業のQarnot Computingが、マイクロプロセッサを内部に埋め込んだ暖房器具を独自に開発。コンピューターの排熱で、部屋を暖められる装置を発明した。この「コンピューター暖房」は、企業や公共施設などに設置することが可能で、パリ郊外のオフィスにすでに5機の暖房が実験的に設置されている。
同装置は2010年に特許を取得しており、新たなエコ暖房として注目を集めている。
データなら運べる
1つのデーターセンターが消費する電力は、10万人規模の町の電力消費量に相当する。コンピューターは絶えずデータの処理や計算を行い、大量の熱を放出している。この「熱」に注目したのが、Qarnot ComputingのPaul Benoit社長だ。
Paul Benoit氏は、
熱を運ぶことは難しいが、データなら運ぶことができる
という理由から、サーバーを建物内に分散させ、暖房内に設置することで部屋を暖める装置を考案した。
器具にはサーモスタットもついているため、温度の調整はもちろん、室温を一定に保つこともできる。
また、冬場など特に温度を上げたい場合は、コンピューターに意図的に負荷をかけることで排熱量を増加させることができる。
Qarnot Computingは、2014年夏に300機の「コンピューター暖房」をパリ市内に設置する予定で、性能向上のための研究を続けている。
外部リンク
Qarnot Computing 公式サイト
http://qarnot-computing.com/
パソコンで無料暖房 20minutes
http://www.20minutes.fr/planete/1116009-20130311-chauffage
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