2013-04-06 16:00
太陽光発電
パネルはガラパゴスのほうがよい?検証用太陽光発電所、運転を開始

ソーラーパネルのミスマッチングを防ぐ
グリーン電源株式会社は、2013年4月2日、石川県白山市において、検証用太陽光発電所「グリーン電源みかわ太陽光発電所」の運転を開始したことを発表しています。同発電所は、国内メーカー2社、海外メーカー2社の太陽電池パネル約2,000枚を導入しており、敷地面積は、7,749 平方メートル、発電出力は、国内メーカー製2基で、200キロワット、中国メーカー製1基で100キロワット、カナダメーカー製1基で100キロワットの、計400キロワットです。また、発電電力量は、毎時400,000キロワット/年を見込んでおり、CO2削減効果は、120トン/年を見込んでいます。

より求められる「太陽光発電」のコスト意識
同社では、この発電所で得られたデータをもとに、北陸地域だけでなく国内の積雪地域の気候特性に適したパネルの選定や、最適設置手法など、評価と検証を行う予定になっており、また、今後は、そのノウハウを活用して、中小規模の太陽光発電による資産運用やCSR活動をサポートすることにも力を入れていくそうです。まず、実際にやってみないとわからないことは、太陽光発電に限りませんが、何度もやり直しするわけにいかないのが現状です。2012年7月から開始した再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度では、政府が毎年度の買い取り価格を見直すことが法律で義務付けられていますが、資源エネルギー庁が集計したデータによると、住宅用の太陽光発電システムの導入コストは、2012年1月から3月時点から同10月から12月には、8%程度減少しているそうです。制度開始時の導入促進を目的とした売電価格も、太陽光発電市場の拡大により引き下げられる動きもあり、ますます当事者のコスト意識も求められることになるのではないでしょうか。
外部リンク
グリーン電源株式会社 プレスリリース
http://www.greendengen.co.jp/news/
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