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2013-04-20 16:00

電気自動車

長野県原村、EV充電器を24時間利用可能に - 地方での「充電空白」を防ぐ

充電器
GWの「入込」客への対応か
長野県原村は、2013年4月15日から、平日の午前8時30分から午後5時までとしていた電気自動車用「急速充電器」と「普通充電器」の利用時間を、24時間、365日可能としています。

今回の取り組みは、電気自動車の普及を促す目的もあるようですが、何よりもゴールデンウィークなど「連休」に来村する観光客への利便性向上を図る意味合いが強いとみられます。

利用場所は、同村役場庁舎の西側(ATM裏)で、設置されている基数は、急速充電器(44キロワット)が1基、普通充電器(200ボルト)が1基となっています。利用に際して、事前の登録や申請などは必要なく、誰でも無料で利用できるとのことです。

無料の代わりに「記帳」を依頼
なお、利用したときには、設置場所に用意している「利用簿」に車のナンバー情報などを記入することになります。

また、同村の場合、バッテリー保護のため約80%までの充電を奨めており、かかる時間の目安は、「空状態」から「80%充電」までは、急速充電器で約30分から40分、普通充電では、約7時間としています。

ただし、急速充電器利用の場合には、駐車場に入って充電を始めてから60分以内での作業完了が求められてもいます。普通充電器利用の場合は、これといった時間制限はありません。

コンビニや自動車販売店などでの充電器の24時間利用可サービスは、全国各地で見かけるようにもなってきましたが、そういった民間企業の店舗がある程度の間隔で存在していない地方では、地方公共団体を含めた公共の施設に頼るしかないのが現状です。今回の取り組みでは、急速充電器だけでなく、時間を要する普通充電器も用意されていますが、利用の頻度と備えるべき充電器の数とのバランスには、今後も頭を痛めることになりそうです。

外部リンク

長野県原村 プレスリリース
http://www.vill.hara.nagano.jp/www/info/
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