2013-04-29 08:00
太陽光発電
シャープが太陽電池セルで世界最高変換効率37.9%を達成

化合物3接合型太陽電池セル
シャープは、化合物3接合型太陽電池セルにおいて世界最高変換効率となる37.9%を達成した。3つの層を効率よく
この太陽電池セルは、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の「革新的太陽光発電技術研究開発」テーマの一環で開発され、産業技術総合研究所において変換効率37.9%が測定された。化合物の元素はインジウム、ガリウム、ヒ素となっており、3つの層を効率よく積み上げて製造を行うシャープ独自の技術が使われているとのことだ。
今回の太陽電池セルではインジウム、ガリウム、ヒ素の組成比を最適化したことで太陽光の波長に合わせてより光が吸収できるようになり、これにより世界最高変換効率となる37.9%を実現した。
2012年の時点では、化合物3接合型太陽電池セルで変換効率37.7%、集光型化合物3接合太陽電池セル(306倍集光時)で変換効率43.5%を達成している。
シャープは今後、今回の成果を活かして集光型発電システム用や、人工衛星などの宇宙用、移動体用などの用途で実用化を目指すとしている。
外部リンク
シャープ ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/130424-a.html
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