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2013-05-04 11:00

電気自動車

ニューヨーク市「イエローキャブ」を日産車で - 本格導入への検証進む

タクシー
商用タクシーにEVの適性あり?
北米日産株式会社は、現地時間の2013年4月23日、同社が販売する電気自動車(EV)『リーフ』が、米国ニューヨーク市のタクシーに試験的に導入されたことを公表しています。

22日に発表された今回の試験プロジェクトでは、6台の2013年型『リーフ』を、ニューヨーク市営タクシー“イエローキャブ”として営業に使用することで、EVタクシーの実用性を確認することを目的としています。

また、今回のプロジェクトでは、30分で充電池容量の80%を充電できる急速充電器を、同市内のマンハッタンに3カ所設置し、その有効性も検証するそうです。

今秋導入予定の「NV200」以降も視野に
この取り組みは、すでに、2012年4月に同社のプレスリリースにより公表されていたものですが、その計画では、同社の『NV200』(日本名:NV200バネット)を、2013年秋から導入することとしており、将来的には、同社メキシコ工場で生産する、100%電気自動車の『NV200タクシー』の導入を図ってゆくとしています。

ちなみに、『NV200タクシー』のベースとなる『NV200バネット』は、同社が販売する小型商用車(ワンボックスタイプバン)です。車両サイズはコンパクトながらも、現行タクシーに比べ、4名の乗客とその荷物のために十分な室内空間を確保できる点が、採用の理由のひとつというところでしょうか。

電気自動車(EV)が、ハイブリッド車(HV)に押され、今後は、燃料電池車(PHV)に需要が流れるとの噂も、かまびすしいのですが、見通しがあてにならないのは、最近では珍しくもないことでしょう。とはいえ、技術の発展とコストを抑える取り組みを両立させるための“実地検証”は、何よりも大切です。充電インフラやネットワークを含めて、都市全体でのEV環境も実用化されてこそ、その効用が見直されるわけですから、海外ではあっても、その成り行きには、引き続き注目していきたいところです。

外部リンク

北米日産株式会社 プレスリリース
http://nissannews.com/en-US/releases/
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