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2013-06-06 15:00

その他

風力エネルギー利用の国際認証、第1号は「池内タオル」

WindMade
世界への「アピール力」を手に入れた?
池内タオル株式会社は、2013年6月3日、日本企業として初めて『WindMade(ウィンドメイド)』の認証を取得したことを発表しました。

『WindMade』とは、事業活動において、風力エネルギーを利用している企業・団体や製品を認証する、世界初の消費者向け「環境ラベル」のことで、企業がその認証を取得するためには、電力消費に占める風力発電の割合が25%以上であることが求められていますが、同社では、2002年以降、操業にともなう消費電力の100%を風力発電でまかなっていることから、この条件をクリアできたそうです。

また、『WindMade』では、再生可能電力の調達方法として、「自社の発電施設での発電」、「外部からの長期の電力購入契約」、「再生可能電力証書の購入」の3つの方法を認めていますが、同社では、3番目の「電力証書の購入」という方法である、日本の「グリーン電力証書」という仕組みを活用したとのことです。

「グリーン電力証書」とは、再生可能エネルギーがもつ環境価値を、証書として取り引きできるようにした制度です。自前の風車などを建てることがむずかしい場合でも、証書を購入することで、“再生可能エネルギーを使用した”とみなすことができるというものです。

消費者への「訴求力」向上は確実か
ちなみに、「環境ラベル」とは、日本でいえば「エコマーク」のように、製品やサービスの製造者が、自社の環境に取り組む姿勢を、製品や包装ラベル、製品説明書などに、文章やマークなどを使って購入者に伝えようとするものです。

国内向け「エコマーク」から、世界基準にまで拡大したものが、今回、同社が取得した『WindMade』といえるのでしょう。WWF(世界自然保護基金)のホームページによれば、「2013年6月現在、世界でWindMadeを取得した企業・団体は31社。」とのことです。現在は、組織レベルにとどまっていますが、国連からの後押しもあり、製品レベルでの認証もまもなく始まるそうで、いち早く、行動を起こした企業にとっては、今後のアピール力の発揮に自信を得たといえるでしょう。

外部リンク

池内タオル株式会社 プレスリリース
http://www.ikeuchitowel.com/pdf/
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