2012-03-28 13:00
エコ
フランス人の67%、「フランスでも福島と同じことが起こりうる」

原発最新アンケート
国際環境NGOのグリーンピースが3月26日に発表したアンケートによると、フランス人の67%が「福島と同規模の原発事故がフランス国内で起こりうる」と答えていることがわかった。原発大国フランスで、国民はエネルギー問題をどうとらえているのか。仏紙Challengesが報じた。
フランス人と原発
3月19日、20日に1004人を対象として行われたグリーンピースのアンケートは、大多数のフランス人が1年前に日本で起きた原発事故と同じような事故が国内で起こる危険性を感じていることを浮き彫りにした。また、約半数がフランスの原発は海外の物と比べて安全であると考えている一方、80%が「フランスは原発に頼りすぎであり、エネルギー源の多様化が求められる」にイエスと答えている。
さらに54%が「エネルギー消費量を削減し、原発から再生可能エネルギーに完全にシフトする」ことは可能であると答えた。
大統領選とエネルギー対策
現フランス大統領のニコラ・サルコジ氏は、今年2月に原発の稼働年数を40年までに引き上げるなど、今後も原発に依存していく方針を変えていない。対する社会党候補のフランソワ・オーランド氏は、原発への依存度を段階的に半分以下に減らしてく意向を示している。
また、フランスのエコロジー・緑の党候補のエヴァ・ジョリ氏は脱原発をかかげるなど、次期フランス大統領選においても原発問題は重要な位置を占めているといえる。
外部リンク
グリーンピース日本 ホームページ
http://www.greenpeace.org/japan/ja/
54%のフランス人が脱原発は可能と考えている challenges
http://www.challenges.fr/economie/20120326.CHA4649/54-des-francais-pensent-qu-il-est-possible-de-se-passer-du-nucleaire.html
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