2012-03-23 12:00
太陽光発電
刑務所で手作りの太陽光パネルを!

刑務所で作る太陽光パネル
クック諸島にある刑務所の受刑者12人が、太陽光パネルを手作りで作り上げた。専門家の講義と指導を受け、ペットボトルなどを再利用して組み立てられた太陽光パネルは、太陽熱温水器の集熱器として使用される。
職業訓練
仏紙green et vertの報じたところによると、ニュージーランドから3000kmほど離れた場所に位置するクック諸島の刑務所は、受刑者にユニークな職業訓練を行っている。ほとんどの受刑者が学業から遠ざかっていることから、刑務所を出た後の就職をよりスムーズに行うため、実践型の授業を行っている。
今回、1人の刑務官のアイディアで、手作りの太陽光パネルを制作する授業が行われた。クック諸島で「ソーラー・ボブ」と呼ばれている太陽光発電の専門家、ボブ・ライリー氏を招き、特別授業が行われた。
手作り太陽光パネル
ペットボトル、アルミホイール、そしてパイプを使い、12人の受刑者が手作りの太陽光パネルを完成させた。事前に建築学や数学などの授業をうけ、「ソーラー・ボブ」による指導のもと、パネルの大きさや角度の計算まで全て受刑者が自ら行った。ライリー氏によると、学校や各家庭にて太陽光発電の講義を行うことはあるが、刑務所では初めてだという。
留置人により制作された太陽光パネルは、太陽熱温水器の集熱器として、刑務所内の水を温めるのに使用される。
外部リンク
クック諸島法務省
http://justice.gov.ck/
クック諸島、刑務所での太陽光発電 green et vert
http://www.greenetvert.fr/2012/03/20/l%E2%80%99energie-solaire-fait-un-tour-en-prison/49380
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