2012-05-08 14:00

太陽光発電

プラネットソーラー号、584日の旅に終止符

プラネットソーラー
プラネットソーラー号が帰港
2010年9月29日に世界一周の旅にむけてモナコ港を出港したプラネットソーラー号が、2012年5月4日、スタート地点であるモナコに帰港した。

太陽光発電のみで稼働する船での世界一周は人類初の試みであり、再生可能エネルギーの未来を照らす大冒険は大成功に終わった。Le Mondeが報じた。
プラネットソーラー号
2012年5月4日14時15分、1年半の旅を終えた乗組員は笑顔でトーチを振り、多くの観衆とメディアに見守られる中、モナコ港に帰港した。

プラネットソーラー号は、大西洋、パナマ運河、太平洋、そしてスエズ運河を走破し、60006kmの旅に終止符をうった。

537平方メートルの太陽光パネルを有する全長31メートルの世界最大のカタマランは、最大300kmほどを充電することなくはしることができ、太陽光以外のエネルギーは一切使用しない。

プラネットソーラー号の旅は、太陽光エネルギーの可能性を世界に示し、再生可能エネルギーを推進していくことを目的として行われた。
太陽の力
地上に足を下ろしたRaphael Domjanキャプテンは、
私たちは(旅を)成しとげた。これは、世界にとっての吉報である。私たちは、私たちの地球と生態系を守っていく義務がある

と、世界初となる挑戦を終えた喜びを語った。

プラネットソーラー号が大成功を収めたことにより、太陽光エネルギーの力を世界に見せ付けた結果となり、今後の研究と開発にむけた大きな第一歩となった。

外部リンク

プラネットソーラー 公式サイト
http://www.planetsolar.org/fr/

プラネットソーラーが、世界一周を終結
http://tempsreel.nouvelobs.com/topnews/20120504.AFP5202/le-catamaran-a-energie-solaire-planetsolar-boucle-son-tour-du-monde.html
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