2012-05-06 09:00
太陽光発電
【全原発停止】電力不足必至?中国電力は雲南市小中学校の太陽光発電にも期待
市内全小中学校が太陽光パネル設置
5日、国内のすべての原子力発電所が運転を停止した。YOMIURI ONLINEによれば、原発の稼働がゼロになるのは42年ぶり。当時は原発自体が2基のみだったが、現在は原発稼働ゼロで、全電源の3割が失われる
ことになるという。記事は、夏に電力が不足するおそれがあることを伝えている。
こうした中、雲南市(島根県)では、全小中学校28校が太陽光発電を行っており、合わせて年間62万4000kWh(見込み)を発電する。島根原発を擁する中国電力は、全国の原発停止を受け、
「今夏の電力需給の見通しは余裕がある状況ではない。再生可能エネルギーも総動員したい」
と、同市小中学校の太陽光発電にも期待を寄せている。YOMIURI ONLINEが別の記事(5日)で報じた。
[イメージ by U.S. Army Environmental Command]
夏休みは大半が売電へ
記事によれば、同市の小中学校は屋上などに設置した太陽光パネルで発電、校内でその電力を利用している。余剰電力は年間18万7000kWhになると見込まれ、それらは中国電力へ売却している。夏休み中などは、ほとんど電気を使用しないため大半が売電へ回すことが可能で、昨年8月には3万1000kWh(約50%)を売電したという。同市の市立大東小では、積雪対策として、全太陽光パネル134枚のうち40枚は壁に取り付けている。記事は、
「原発の再稼働が問われる中、パネルの設置で教職員も児童も電力をどう賄うか、問題意識が高くなっている」(同校教頭)
とのコメントも紹介している。
外部リンク
YOMIURI ONLINE
「全原発停止 これでは夏の電力が不足する(5月5日付・読売社説)」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120504-OYT1T00811.htm
「雲南28小中太陽光発電」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20120504-OYT8T00948.htm
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