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1979年よりユネスコの世界文化遺産に登録されているモン・サン・ミッシェルは、毎年多くの観光客が訪れるフランスの人気スポットである。

2012年4月28日より、モン・サン・ミッシェルのふもとに設けられていた駐車場が封鎖され、観光客は対岸よりシャトルバスを利用して湾を渡ることとなった。


修道院を取り囲む特殊な生態系を守るエコ・プロジェクトが佳境を迎えようとしている。20minutesが報じた。
1世紀以上も前に建設された対岸と島をつなぐ道路により、サン・マロ湾の潮の流れはせき止められ、砂が蓄積し、以前のような海に浮かぶモン・サン・ミッシェルの姿はほとんど見られなくなってしまった。

また、島周辺の特殊な生態系への影響を懸念する声もあがっており、数年前より国による保護プロジェクトが行われている。

今回の駐車場の閉鎖に引き続き、2015年には島に向かう新たな橋が完成する予定で、モン・サン・ミッシェルと周辺の自然を守るプロジェクトのゴールが見えてきた。
同プロジェクトの最大の問題点は、対岸の駐車場とシャトルバスにある。駐車場からシャトルバス乗り場まで1kmほど歩かなければならないことに加え、夏の混雑時には押し寄せる観光客にバスの本数が追いつかなくなる可能性もある。

しかし、シャトルバス稼働の初日となった4月28日には目立った混乱もなく、モン・サン・ミッシェルを訪れた観光客は、

と、コメントした。

対岸には遊歩道なども設けられており、自然と調和した新しいモン・サン・ミッシェルの姿を望むことができる。

外部リンク

モン・サン・ミッシェル観光局
http://www.ot-montsaintmichel.com/index.htm

車から開放されたモン・サン・ミッシェル 20minutes
http://www.20minutes.fr/article/925289/mont-saint-michel-libere-voitures