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2012-05-25 00:00

太陽光発電

飲料メーカー各社、自動販売機の冷却機能を輪番停止し消費電力削減へ

太陽光
自動販売機の夏季節電対策、今夏も消費電力削減への取り組みを継続
2012年5月17日、日本コカ・コーラ株式会社ホームページの発表によると、同社と全国12社のボトリング会社等で構成する日本のコカ・コーラシステムは、昨年に続き今年も飲料自動販売機の節電対策として、節電が求められる地域で自販機ごとに順番に冷却機能を止める輪番停止を実施する。

全国の原子力発電所が再稼働できないことに伴う電力供給不足に対応し、政府が要請する節電目標の達成を目指す。

コカ・コーラシステムは、東日本大震災以降、昨夏と冬に自販機の節電施策を行った。今夏は原発停止の影響から昨夏以上に節電が必要な地域もあり、引き続き対策を講じる。

7月~9月の午後1時から4時まで冷却運転を停止するピークカットに加え、節電が必要な地域、期間、時間での輪番停止を予定しており、政府要請の節電目標が出された後、それに基づいた具体的な対策を決める。

自動販売機にも省エネ機能の開発・導入
コカ・コーラシステムではヒートポンプを約15万台で導入し、ソーラーパネルを設置した『ecoる/ソーラー』自動販売機や、『ルーフ緑化』自動販売機など、特に消費電力削減を達成したコカ・コーラシステム独自の自動販売機を導入している。本年度からは、新規で購入する対応が可能なすべての缶PET自販機において、製品ディスプレイ部の照明にLEDを採用する。

伊藤園も同様に輪番制の冷却機能停止を行い、今年2月からはハイブリッドヒートポンプ式自動販売機の導入を開始している。

昨年度より積極的に、ヒートポンプ式の自動販売機を導入し、『2013年度までにヒートポンプ式自動販売機の稼働比率50%以上』という当社の中期環境目標を『60%以上』に上方修正した。

新しく取り入れた『ハイブリッドヒートポンプ式自動販売機』は、既に1千台以上設置され、従来のヒートポンプ式より約30%の消費電力を抑えられる。

各飲料メーカーが、自動販売機を社会のインフラとして役立てながら、節電に貢献し、省エネ式の自動販売機を導入することで社会的な意義の高い自動販売機を提供しようという動きが見られた。

外部リンク

日本コカ・コーラ株式会社 ニュースリリース
http://www.cocacola.co.jp/corporate/news/news_20120517.html

伊藤園
http://www.itoen.co.jp/info_01/120517/
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