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2012-05-23 21:00

電気自動車

業界初!「PV・EV連携HEMS」実証実験が“自立”を目指す

三菱電機
節電のシステム化への一歩となるか
三菱電機株式会社は、2012年5月15日、同社が神奈川県鎌倉市に建設した『大船スマートハウス』において、「PV・EV連携HEMS」を構築し、システムの実証実験を開始することを発表した。

同システムの構築は、業界初(同社調べ)で、今後、同社では、実証実験を通して、災害時の「停電」や「節電要請」時にも、対応できるシステムの早期実用を目指すとしている。
電気の“自立”は可能か?
実証実験の具体的な要件は、「災害による停電時にも、1週間以上の“自立”が可能かどうか?」や、「、昼間に生まれる太陽光発電の余剰電力を、電気自動車の蓄電池に、充電できるかどうか?」、「太陽光発電の電力や、電気自動車に充電された電力を、どう有効活用するか?」などとなっており、“供給者の都合が優先している”とも言われる現在の電力の需給関係に、変化をもたらすことができるか、その行方が注目されている。

三菱電機
ちなみに、「HEMS」とは、「home energy management system」の頭文字を取ったもので、センサーや情報技術(IT)を活用して、住宅に供給されているエネルギーが、どう使われているかを「表示」することで、その状況を理解し、“省エネ”のための機器の制御や、エネルギー使用の最適化を図るというもの。

震災と原発事故に発する「電力が不足するから節電を促す」状況は、供給者に限らず需要者の努力も必要としているようだ。今回は、電気自動車の活用が大きなテーマとなっているが、さらなる知恵と工夫が、多彩なエネルギーを満喫できる社会を実現するのかもしれない。

外部リンク

三菱電機株式会社 プレスリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2012/0515.html


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