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2012-05-24 12:00

太陽光発電

ニューメキシコでスマートグリッドの日米共同実証が開始、日系企業9社が参加

太陽光
商業地域スマートグリッド実証プロジェクト
清水建設、東芝、シャープ、明電舎、東京ガス、三菱重工業、富士電機、古河電気工業、古河電池の日系企業9社は5月18日、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)から受託した、「スマートグリッドの日米共同実証プロジェクト」の一環である「アルバカーキ市における商業地域スマートグリッド実証プロジェクト」の実証研究を同市で開始したことを発表した。

研究期間は2014年3月までの約2年間で、NEDO理事長や日系企業9社の社長や役員、ニューメキシコ州関係者、アルバカーキ市関係者らのが出席し、実証施設の開所式が執り行われた。

施設で行われた開会式、テープカットの模様。

日系企業のさらなる技術開発へ
本プロジェクトの概要は、電力負荷約400kWの既存商業ビルに、太陽光発電50kW、ガスエンジン発電機240kW、燃料電池80kW、蓄電池90kWを電源とするマイクログリッド(需要者側の電力供給網)を構築し、各設備を制御する。

これによって、商用電力の供給者からの要請に基づいた商業ビル内の需給調整し、商業ビル内の電力熱需要に応じた運転、地域の電力会社が敷設している太陽光発電の出力変動補完、を行うというもの。

米国からは地域の電力会社であるPublic Service Company of New Mexicoとサンディア国立研究所、ニューメキシコ大学が、本プロジェクトに参画し、電力会社と需要者側の協調を図ったスマートグリッドの実証を共同で行う。

本プロジェクトのデータ管理はアクセンチュアが、実証サイトの運営支援を伊藤忠商事がそれぞれ担当することとなった。

日本企業9社の役割分担は以下の通り(ニュースリリースより引用)

清水建設→マイクログリッド全体システムの設計・構築、ビル・エネルギー・マネージメント・システム(BEMS)の設計・構築、蓄熱空調システムの設計・構築、全体システムの運用および検証

東芝→スマートグリッド(商用電力)側のエネルギー・マネージメント・システム(EMS)の設計・構築・性能検証

シャープ→太陽光発電システムの設計・調達・性能検証

東京ガス→分散電源制御方法の設計・構築・性能検証

三菱重工→ガスエンジン発電機および制御システムの設計・製造・性能検証

富士電機→燃料電池の設計・調達・性能検証

明電舎→太陽光発電用電力制御システム(PCS)の設計・調達・性能検証

古河電工→蓄電池管理システムの設計・調達・性能検証

古河電池→蓄電池の設計・調達・性能検証


外部リンク

清水建設 ニュースリリース
http://www.shimz.co.jp/news_release/2012/2012005.html

東芝 ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2012_05/pr_j1803.htm

シャープ ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/120518-a.html
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