2012-06-07 16:00
太陽光発電
東北大学、「シリコン量子ドット太陽電池」試作成功 - さらなるエネルギー変換効率の向上へ

太陽エネルギー変換効率10%超の世界へ
東北大学は、2012年6月5日、同大学の研究グループが、「シリコン量子ドット太陽電池」試作過程において、世界最高レベルのエネルギー変換効率となる「12.6%」を達成したことを発表した。今回の研究は、同大学の流体科学研究所および、原子分子材料科学高等研究機構の寒川教授グループによるもので、金属微粒子テンプレート技術と、高効率低エネルギー中性粒子ビーム加工技術とを融合することで、“シリコン量子円盤構造”の作製に成功し、シリコンカーバイド(SiC)薄膜とのサンドイッチ構造を用いた太陽電池作製プロセス技術を確立したというもの。
光の吸収強化にかかる装置の耐性強化も
今回の技術確立により、光の吸収効率や発生したキャリア(電子、ホール)の輸送特性の、大幅な向上を初めて実証したことになる。
外部リンク
東北大学 プレスリリース
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2012/06/press20120604-01.html
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