2012-06-06 16:00
電気自動車
三菱重工業、カナダで電気バスの走行試験を開始

カナダ企業とのプロジェクト第一弾
三菱重工業は、2012年6月4日、カナダのマニトバ州で、電気バスの実証車両が現地で一般公開されたことを発表した。この電気バスは、同社の「リチウムイオン二次電池パック」を搭載したもので、同社が2010年12月に同州政府と締結した、“先進的な低炭素社会づくりのための協業の覚書(MOU)”に基づくプロジェクトの第一弾の成果となる。
ちなみに、日本国内では、2012年に、国土交通省の「電気自動車による公共交通のグリーン化促進事業」を利用して、東京都羽村市が、日野・ポンチョベースの小型電気バス1台を導入、3月10日から運行を開始しており、これが日本で初めての電気バスによる路線バス実用運行とされている。
また、リチウムイオン電池は、ノートパソコンや携帯電話にも使われている方式のもので、コンパクトなサイズでも、高い「発電力」を発揮することで知られている。
寒さに強い「電池」の実用化へ
今後は、同州都ウィニペグ市内の公道において2年間の走行試験を実施することとなり、その実証運行などを通じて、電気バスの寒冷地での適合性が検証されることになる。また、同社にとっては、拡大が期待される北米電気バス市場向けに、リチウムイオン二次電池を普及させていくうえでの、大きなステップとなることが期待されている。
外部リンク
三菱重工業株式会社 プレスリリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/1206045215.html
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