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2012-06-15 13:00

エコ

国内初!京都大学など「風車」発電施設の洋上設置に成功

京都大学
10分の1モデルの「実海域」実験に続く試み
京都大学を含む研究グループは、2012年6月12日、6月9日から11日の期間に、100kW風車を搭載した浮体式洋上風力発電施設の洋上設置を実施し、これに成功したことを発表している。

長崎県五島市椛島周辺海域で行われた今回の作業の目的は、“風や波による浮体の揺れが設計どおりになっているか”、“揺れる浮体に搭載された風車によっても計画どおりに発電できるか”、といった周辺住民に「安心」を感じてもらうための要件を検証すること。

そして、環境省が、2013年度に設置を予定している、日本初の「2MW級の浮体式洋上風力発電実証機」の建造や、風車制御に、今回の成果をフィードバックすることにある。

小規模試験機は、「ハイブリッドスパー型」と呼ばれる、上部に鋼、下部にコンクリートを使用した細長い円筒形状の“浮体”の上に、風車・タワーが、海上に突き出したかたちとなっており、固定には、3本のチェーンによって、海底に係留する方法が用いられた。

本格的な「海の上」発電へ
今後は、発電に必要となる海底ケーブルの敷設、風車電気設備の接続・試運転を行い、2012年7月中の運転開始を目指すことになる。

外部リンク

京都大学 プレスリリース
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2012/120612_2.htm
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