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ソーラーパワーを使って世界中どこへでも移動できる、贅沢なプライベートアイランドがオーストリアの会社によって開発された。これは「Orsos Island」と呼ばれ、要はソーラーパネル付きの大型ボートのようなものである。

　　　（Image by Orsos Island）この「Orsos Island」の大きさは121フィート（約37メートル）×65フィート（約20メートル）で、2階建てとなっている。だいたい12人のゲストと4人のスタッフが、快適に住むことができる広さである。

海に浮かぶ島を動かすことはできないが、この「Orsos Island」ならば、自分のプライベートアイランドを世界中どこへでも移動させることができる。

1番の特徴はなんといっても、必要な電力を100％再生可能エネルギーによってまかなうことができるという点だ。屋根に160平方メートルものソーラーパネルが付いているだけでなく、夜でも稼働可能な風力発電システムまで付いている。

また、海水から熱を抽出して暖房に利用したり、海水や排水から飲み水を作ったりすることもできる。発電を含めたこれらのシステムはすべて、コンピューターによって自動で管理されている。

緊急事態が起こったときのためにディーゼルエンジンも備え付けられているので、極端に天気が悪くなっても安心だ。

この「Orsos Island」は、2013年から販売開始予定となっている。気になる価格だが、400万ドル（約3億2000万円）～600万ドル（約4億8000万円）ほどになるのではないかと言われている。

このようなプライベートアイランドで贅沢なバケーションを過ごすなんて、想像しただけでも楽しくなる。一般人にはなかなか手の届かない価格だが、お金持ちがどうせお金を使うのならば、このようにエコで環境にやさしいものに使う方が、間違いなく有意義と言えるだろう。

外部リンク

Orsos Island
http://orsosisland.com/