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2012-07-05 13:00

太陽光発電

燃料のいらない飛行機!? Solar Impulseが15時間の飛行を達成

Solar
ソーラー飛行機 15時間もの飛行
ソーラー飛行機のSolar Impulseは6月29日、ワルザザートからモロッコの首都であるラバトに15時間弱かけて無事到着した。

快適な空の旅 地球にも快適
飛行を担当した、パイロットのアンドレ・ボルシュベルク氏によると、大変快適な空の旅立ったということだ。飛行時間にかかったのは14時間49分。ワルザザートからラバトまでの457kmを、上空約4000m、時速64,5kmで飛んだ。

Solar Impluseは5月24日にスイスのボー州、ペイエルンからスタートし、中継基地としてマドリード、ラバトを経由、6月22日にワルザザートに到着した。このような飛行機が大陸間縦断を達成したのは今回が初めてとなる。

復路は、ラバトからマドリードまでを、往路も飛行したベトランド・ピッカード氏が担当いする。

夜は日中に充電したエネルギーを利用 2014年には世界飛行も
モロッコまでの飛行で、Solar Impulseチームは悪条件の続く天候の中での飛行テストを試みた。強風や乱気流の為、ラバトからワルザザートまでの飛行を一度は断念せざるを得なかったこともあった。

1,6トンもの重量があり、エアバスA340とほぼ同じ幅を持つ機体はソーラー発電のみで動く。そのため夜間飛行は昼間に充電しておいたエネルギーで行なわれた。開発には7年もの年月が費やされた。

今回のSolar Impulseのアフリカ飛行は、2014年に計画されている世界飛行を控えた最後の飛行となる。世界飛行にはまたSolar Impulseよりも大きく、操縦席にももっと余裕を持たせた、新しい機体が製造される。

外部リンク

Solar Impulseサイト
http://solarimpulse.com/en/

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