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2012-07-19 09:00

電気自動車

スマホで手軽に超小型EVをカーシェアリング「こでかけ」 福岡のベンチャーが開発

こでかけ
超小型電気自動車に特化したシステム
株式会社リーボ(福岡市)は17日、スマートフォンを利用したカーシェアリング・システム「こでかけ」を発表した。「こでかけ」は“超小型モビリティ”(1〜2人乗りの小型の電気自動車)に特化したカーシェアリング・システム。今月25日から、全国の自治体や事業者を対象に販売される。

「こでかけ」の特徴は、スマートフォンのアプリから、手軽に小型EVをカーシェアリングできること。同社は、
・自家用車の保有率が低い都市部
・観光スポットの点在する観光地

などにおいて、「こでかけ」で新しい交通インフラの構築を目指したい考えだ。

カスタマイズ可能な柔軟なシステム
リーボによれば、「こでかけ」のシステム構成は以下の通り。
・スマートフォンアプリ(ユーザー用)
・WEBアプリ(管理者用)
・専用車載器

これらは、デザインや機能のカスタマイズが可能。また、
専用車載器は現在市販されているミニカー基準(原付四輪)の超小型モビリティには全て対応可能

だという。

こでかけ
実証実験に対応する機能も充実
超小型モビリティは、
・コンパクトで小回りが利く
・環境性能に優れる

などの利点から、次世代の手軽な移動手段として普及が期待されているという。今年6月には、国土交通省が「超小型モビリティ導入に関するガイドライン」を発表、自治体主導での導入の検討も始まっているという。

今後、こうした超小型モビリティが普及する可能性を見据え、リーボは「こでかけ」の車載器に各種センサーを装備、リアルタイム監視やログ解析ができるようにしている。

このセンサーにより、車両位置情報・車速・航続距離・航続時間など、さまざまな情報の収集が可能となっており、導入を検討する自治体の実証実験にも対応できるとしている。なお、リーボは昨年度、国交省の実証実験の一部を受託、超小型モビリティのカーシェアリング事業を運営した。そのノウハウを活かし、「こでかけ」を開発した。


※画像は開発中のもの。(リーボ発表)
※今月10日には、岩手県の企業が組立て式の超小型EV「PIUS」を発表している(下部に記事へのリンク)。1、2人乗りの小型電気自動車、今後さらに注目を集めそうだ。

外部リンク

こでかけ
http://reevo.jp/service/codekake/

株式会社リーボ:福岡のベンチャー企業リーボが超小型モビリティ向けカーシェアリングシステム「こでかけ」を開発
http://reevo.jp/press/20120717_codekake.pdf

タイナビNS:組み立て式! 一人乗り超コンパクト電気自動車「PIUS」登場
http://www.eco-front.com/news_aqVJ00TpEW.html?right
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