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「THE SUIT COMPANY」は、2012年9月26日から、太陽からの赤外線を効率よく吸収し、熱エネルギーに変換する機能素材を使用し、着用する事で節電対策にも効果がある『ソーラーチャージスーツ』の販売を開始している。

『ソーラーチャージスーツ』は、ウールに、特殊蓄熱性繊維をブレンドすることにより、太陽からの赤外線を効率よく吸収し、熱エネルギーに変換する事を可能にした、「東洋紡テクノウール株式会社」と「THE SUIT COMPANY」のコラボレーション商品。「IZモデル」と「NSモデル」の2種類があり、いずれも価格は、29,400円となっている。

通常の品に比べ、生地表面温度が約5℃上昇するとのことだが、太陽の光を受けて初めて“熱”を蓄えることから、太陽光にあたらない場所では、通常のウール地と同じ「素材」として機能するため、室内の暖かさがスーツの温度に影響を与えることはないようだ。

加えて、独自の開発製法による“細い糸”を使うことで、標準的なウール100％織物の重量より約20％の軽量化が実現されており、ビジネススーツとしての機能性は確保されているともいえそうだ。

体から発せられた水分を熱エネルギーに変えるユニクロの『ヒートテック』や、今回の商品と同様に、太陽光を効率よく活用し光吸収性能を高めた、デサントの蓄熱保温素材『ヒートナビ』など、秋冬の「節電」を促す素材による衣服も、低エネルギー消費社会を目指すきっかけとして、社会活動のさまざまなシーンに浸透し始めたようだ。

外部リンク

THE SUIT COMPANY プレスリリース
http://www.uktsc.com/webnews/