2012-10-05 17:00
その他
東京ガス、「東京イースト21」にコージェネ導入

もしもの停電対策を強化
東京ガス株式会社(以下、東京ガス)は、2012年10月3日、停電時に「コージェネレーションシステム(以下、コージェネ)」を効果的に運用するための制御装置「ジェネスマート」を開発したことを発表した。「ジェネスマート」は、あらかじめ設定した優先度の高い「負荷」に電気を供給した上で、発電能力に余力がある場合には、その他の「負荷」にも電気を供給することができるというもの。
自立運転中に「コージェネ」の発電余力がなくなった場合には、優先度の低い「負荷」への電気の供給を、自動的に遮断することで、優先度の高い「負荷」に継続して安定的に電気を供給し、再び、発電余力が生じれば、優先度の低い「負荷」にも電気の供給を再開するとのこと。

ちなみに、「スマートエネルギーネットワーク」とは、「コージェネ」のような“分散型エネルギーシステム”に、“再生可能エネルギー”とシステム稼働時の廃熱といった“未利用エネルギー”を組み合わせて、電気と熱を制御しながら効率的に活用するシステムのこと。「エネルギーセキュリティ」の向上や省エネ・省コスト、再生可能エネルギーの導入に貢献すると期待されている。
また、「コージェネ」とは、必要な場所で電気をつくり、同時に発生する熱を有効利用することで省エネ・省CO2に貢献する設備のこと。
省エネの理想形を模索
「エネルギーセキュリティ」とは、政治や経済、社会情勢の変化に左右されないで、エネルギー源を安定的に確保することといわれている。国家としてのエネルギー供給のしくみが、その方向性に関して修正の必要を迫られている中、その動きは遅々として進んでいないようだ。その舵(かじ)が切られるときのために、民間企業のささやかな努力は継続しなければならないようだ。外部リンク
東京ガス株式会社 プレスリリース
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/
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