2014-09-20 08:00

電気自動車

3Dプリンタ製の電気自動車【Strati】が公開

Strati
バッテリー走行の2人乗りEV 212層のプリントで構成
9月13日、シカゴの国際製造技術ショー(IMTS)で、3Dプリンタで製造した電気自動車が公開された。

(画像:Cincinnatiより)

アメリカの自動車製造企業 Local Motorsと、3Dプリンタなどのプロダクトを開発する Cincinnatiが、3Dプリンタ製の電気自動車「Strati」を製造した。

イタリア語で「レイヤー(層)」を意味する Strati は2人乗りの電気自動車。ボディ部分は212層のプリントで構成されている。

約10万人が訪れたIMTSの会場では、Strati のテスト走行が行われ、来場者を驚かせていた。

軽量強化プラスチック製で短時間低コストを実現
材料はカーボンファイバーを含んだ軽量強化プラスチック。車体重量は約680kgとなる。コストは1ポンド(約453g)当たり5ドルと格安だ。最終的な車体デザインは約300ものプランから採用された。



また、通常の自動車には約20,000ものパーツが使用されているが、Strati に使用するのは40パーツのみ。プリントに要する時間は44時間。IMTS開催中の2日間で完成した。現時点での走行可能距離は160から190km。最高時速は64kmとなっている。

Local Motorsでは、今後数ヶ月で製造時間を短縮し、最終的には10時間未満で完成させたいとしている。Strati は今年末までに販売される予定。価格は18,000ドルから30,000ドルとなる見込みだ。


外部リンク

CINCINNATI
http://www.e-ci.com

Local Motors
https://localmotors.com
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