エネクトニュース

中国電力株式会社は、島根県の隠岐諸島にて行うハイブリッド蓄電池システムによる技術実証事業について、再生可能エネルギー導入計画の具体的な内容を発表した。

今回実施されるハイブリッド蓄電池システムによる技術実証事業は、隠岐諸島の再生可能エネルギー導入拡大を図るために行われ、環境省による補助事業採択を受けて実施される。

ハイブリッド蓄電池システムの概要としては、設置場所が島根県隠岐郡西ノ島町に新設される「西ノ島変電所」で、出力はナトリウム・硫黄電池4.2MW、リチウムイオン電池2.0MWによる合計6.2MWのハイブリッド蓄電池システムとなっている。

再エネ導入計画の内容としては、今回新たに出力1.5MWのメガソーラー2基、約2.0MWのメガソーラー1基、住宅用太陽光約0.5MW、風力発電2.0MW、合計約8.0MWの導入が決まり、既存の導入量約3.0MWと合わせて隠岐諸島の再エネ導入量は合計約11.0となるとのことだ。

電力系統制御用のハイブリッド蓄電池システムの活用は国内初の取り組みとのことで、今後は平成27年度～平成29年度の3年で再エネ導入拡大の技術的課題解決に向けた取り組みを進めるとした。

外部リンク

中国電力 プレスリリース
http://www.energia.co.jp/press/