2014-10-17 13:00
蓄電池
住友商事と薩摩川内市、離島で大型蓄電池システムの実証事業を開始

EV電池を再利用 離島での再生エネルギー普及を目指す
10月15日、住友商事と鹿児島県薩摩川内市は、電気自動車の使用済み電池を再利用した大型蓄電池設備の共同実証事業を始めることを発表した。(画像はプレスリリースより)
実証事業は薩摩川内市の離島、甑島で行われる。天候によって発電量が大きく変化する再生エネルギーは、離島での活用が難しい。電力量が小さいため、大量に接続されることで電力需給バランスがくずれ、停電になる可能性が高い。これは、離島での再生エネルギー普及における最大の課題である。
この事業では、経済性の高いEV再利用蓄電池を活用して離島に設置し、再生エネルギー接続環境を整備することを目的としている。蓄電池は、日産自動車「リーフ」に利用した物が活用される。
低コスト、経済性の高い自治体モデル事業を確立
事業は、自治体が主体となる「自治体モデル事業」として運営される。薩摩川内市は、再生エネルギーの持続的活用を後押しするため、九州電力株式会社のサポートを得ながら低コストの事業モデルを確立し、事業の経済性を成立させていく。
薩摩川内市では「次世代エネルギービジョン」を制定し、この事業の他にも次世代エネルギーの活用に積極的に取り組んでいる。今回、蓄電池システムの設置と同時に甑島2か所の避難所に太陽光発電システムも設置する。両システムを導入し、2015年9月には稼働する予定だ。
外部リンク
住友商事
http://www.sumitomocorp.co.jp/
住友商事/ニュースリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news
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