2014-10-24 12:00
太陽光発電
ロンドン、不要な電話ボックスが太陽光発電に

天井にソーラーパネル、ボックス内にスポンサーの企業広告を設置
ロンドンで、不要になって放置されたままの電話ボックスを太陽光発電所に変えるプロジェクトが登場した。(画像:Solar Panelより)
「Solar Box(ソーラーボックス)」は、使われていない電話ボックスを太陽光発電に変えようとするプロジェクトだ。電話ボックスを緑に塗り替え、天井部分に150Wのソーラーパネルを設置する。
ボックス内にはUSBとiPhoneチャージャーが置かれ、スポンサーからの広告が流れる仕組みになっている。1か所のボックスで、1日当たりモバイルフォン100基分の充電が可能。現在の利用状況は1日85人ほどということだ。ボックスは朝5:30から夜11:30まで、年中無休、無料で利用できる。
学生の発案、2つのアワード受賞で実現へ
このプロジェクトは、2013年、ロンドン・エコノミック・スクール(LSE)で学ぶ Harold Craston氏とKirsty Kenny氏が立ち上げた。2014年、Derrik van Voorst氏が加わり、現在3名で活動している。ソーラーボックスの設立者であるCraston氏は、自宅近くにある電話ボックスの前を毎日歩くうち、プロジェクトの立ち上げを思いついたという。
プロジェクトは、LSEのアントレプレナーシップとシーメンスによるアワードと、ロンドンのCO2抑制企業に対するアワードで受賞。資金を手にし、実現された。
「チャージング・キオスク」との別名も持つこのシステムは、現在6か所に設置されている。来年4月までには5か所増える予定だ。
外部リンク
Solar Box
http://www.solarboxlondon.org/
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