2014-04-24 08:00

電気自動車

独ダイムラー社、中国BYDとのEV開発計画を発表

ダイムラー
「DENZA」中国EV電池メーカーと共同開発
4月20日、ドイツの大手自動車メーカーのダイムラーは、中国の電池・自動車メーカーBYDと共同で電気自動車(EV)を開発、生産すると発表した。

(画像:Benz Insider.comより)

新しいEVは「DENZA」。2010年、ダイムラーとBYDによって設立された合弁会社、BDNTが開発を進めている。DENZAは5人乗り、約36万9,000元(約608万円)で、9月から販売される予定となっている。購入に当たっては政府からの補助金が出る予定で、実際の購入価格は12万元ほど割安になるという。

大気汚染対策で急がれるEV普及
 現在中国政府は、大気汚染対策のため、2015年までにEVとプラグイン・ハイブリッド車(PHV)の50万台生産を目標としている。しかし、現状では5万台にとどまっており、自動車業界はエコカーへの投資を強いられている状況だ。

20日に開幕した北京国際自動車点では、ドイツのフォルクスワーゲンもほぼ全ての自社ブランドEVやPHVを展示。中国政府のEV、PHVの開発・生産強化に向けた体制が明らかになった。

ダイムラーは、中国の北京汽車工業(BAICモーター)との合弁会社「北京ベンツ・ダイムラー・クライスラー(BBDC)」の運営も行っている。BYDとの共同開発は、最先端のEV用電池メーカーの技術入手が目的という。ダイムラーはDENZAを中国EV戦略の柱として、積極的に販売していく意向だ。


外部リンク

BenzInsider.com
http://www.benzinsider.com/
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