2014-06-01 09:00
太陽光発電
旭硝子が超軽量ソーラーパネルを発売、1枚9.5㎏、出力225W

薄くて強い特殊ガラスを採用
旭硝子(AGC)は5月23日、従来型のソーラーパネルに比べて重量を約半分にした超軽量ソーラーパネル「ライトジュール」の販売を開始すると発表した。同製品には、薄くて強い化学強化特殊ガラス「Leoflex」をカバーガラスとして使用し、軽量化を実現した。
同社は、軽量化を実現した化学強特殊ガラス「Leoflex」を2012年6月から販売しており、同社の工場屋根にも発電容量約5MWの太陽光発電システムを設置し、その一部に「Leoflex」を搭載した超軽量太陽光発電パネルを採用している。
同工場では、重量を半分以下とした超軽量太陽光発電パネルの採用したことで、従来型の太陽光発電パネルでは荷重制限のために設置できない箇所へ補強工事なしでの設置が可能となった。
これによる設置面積は、従来型のパネルのみで構成した場合に比べ、約2割拡大した。
(画像はニュースリリースより)
設置コスト削減に
近年、太陽光発電パネルの設置場所として、工場や倉庫、公共施設など広い面積を持つ屋根の有効活用が広がっているが、荷重制限によってパネルの設置面積が制限されることもあり、設置するために補強工事を施す必要があった。超軽量ソーラーパネル「ライトジュール」は、ガラスの厚みを従来の1/4とし、軽量化を実現し、従来型では設置が難しいスペースの有効活用に貢献する。
同製品は単結晶シリコン太陽光発電パネルで、公称最大出力は225Wで、変換効率は15.41%、重量は従来品が1枚17kgであるのに対して、1枚9.5㎏と軽量である。
また、軽量化により設置にかかる作業効率が改善し、設置コストの削減も期待できる。
外部リンク
旭硝子 ニュースリリース
https://www.agc.com/news/2014/0523.pdf
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