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2014-06-04 16:00

太陽光発電

富士電機が業界最高の変換効率メガソーラー用パワーコンディショナを発売

パワーコンディショナ
発電量増加に貢献
富士電機は5月29日、オールSiC(炭化ケイ素)モジュールを適用した大容量メガソーラー用パワーコンディショナを発売すると発表した。

同製品は業界最高のパワーコンディショナ変換効率98.8%を実現しメガソーラーの発電量増加に貢献するもの。

屋内型としては業界最大の出力容量1000kWを実現し、大容量化により、中小容量のパワーコンディショナを複数台設置する場合と比べて、トランスや空調などパワーコンディショナに必要な周辺機器の台数を減らし、コストを削減することができる。

サイズは2980mm×900mm×1900mm、今年8月の発売を予定している。

(画像はプレスリリースより)

電力損失を大幅に低減
これまでメガソーラー発電における課題として、日射量の減少や温度上昇による電圧低下と、それに伴う変換効率低下があった。

同製品は昇圧回路にオールSiCモジュールを採用し、スイッチング損失と導通損失を大幅に低減することで、メガソーラーで発電した直流の電気を交流に変換する際の電力損失を大幅に低減し、発電設備の効率向上を実現した。

また、オールSiCモジュールを採用したことで、回路を小型化でき、従来機種に比べて盤のサイズを20%縮小し、輸送、施工に係わるコストを削減にも貢献する。

同社は「エネルギー関連事業」の拡大に向け、コア技術であるパワー半導体、パワーエレクトロニクスを駆使した競争力のある製品開発に取り組んでおり、なかでも、高耐圧・低損失化を実現するSiCパワー半導体の開発と、これを搭載したパワエレ機器の製品化に注力している。


外部リンク

富士電機 ニュースリリース
http://www.fujielectric.co.jp/
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