2014-06-18 17:00
エコ
JFEエンジニアリングがスマートアグリ事業で温室栽培機器の世界最大手と協業
オランダPriva社
JFEエンジニアリングは6月16日、地域および作物毎に最適化したスマートアグリプラントの拡販に向けて、オランダのPriva社と協業することで合意したと発表した。Priva社は施設園芸用制御機器、空調機器の開発、製造、販売を行っており、温室栽培用統合環境制御および養液供給システムにおいて世界シェア70%を占める最大手である。
オーストリア、ドイツ、ベルギー、メキシコ、カナダ、スウェーデン、イギリス、中国に拠点を持ち、欧州、米国、中南米、アジア等の地域で幅広くこれらシステムを提供している。
(画像はニュースリリースより)
高付加価値作物の栽培も
JFEエンジニアリングは現在、関連会社のJファーム苫小牧を通じて農業ビジネスを展開しており、今年8月、天然ガスやバイオマスをエネルギー源とするトリジェネレーションシステム(電気・熱・CO2の併給)を備えたスマートアグリプラントにおいて、農作物生産事業を開始する。同社はPriva社との協業によって、世界標準のシステムに、天然ガスやバイオマス、太陽光、地熱などのエネルギー利用技術を組み合わせて地域の気候やエネルギー事情に最適化し、高効率な栽培を実現したスマートアグリプラントを提供していく考えだ。
また、このプラントを幅広い顧客ニーズに応じてシステムをカスタマイズすることで、高糖度トマトなどの高付加価値作物の栽培も可能になる。
同社は日本およびアジア(中国、韓国を除く)、極東ロシア(サハリン、ウラジオストック、ハバロフスク等で事業を展開しており、今後、これらの地域を対象に、スマートアグリプラントのソリューション提案を積極的に展開し、事業拡大を図っていくとしている。
外部リンク
JFEエンジニアリング ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/
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