2014-06-19 09:00
エコ
約25万枚のブラが燃料に、ワコールが「2014ブラ・リサイクル」を実施

ブラを回収
ワコールは6月13日、環境活動の一環として取り組んでいる「ブラ・リサイクル」を2014年2月12日「ブラジャーの日」から4月22日「アースデイ」までの間、国内の百貨店、下着専門店、ワコール直営店およびグループ会社を中心に合計約900店舗で実施し、詳細を発表した。この取り組みは、同社が2008年から始めたもので、2008年2月には、同社で販売したブラジャーの回収・リサイクルを620店舗の協力を得て試験的に実施し、2009年には650店舗、2010年は約800店舗、2011年は約830店舗、2012年は約750店舗、2013年は約800店舗の協力を得て実施した。
期間中、不用なブラジャーを専用の回収袋に入れて顧客に持参してもらい、2014年は店頭で合計68,126袋の「ブラ・リサイクルバッグ」を回収し、前年比115%の約258,500枚のブラジャーを25.85tのRPF(産業用固形燃料)に加工処理した。
加工されたRPF(産業用固形燃料)は、製紙会社などで燃料として有効に使われる予定である。
(画像はニュースリリースより)
リサイクルバックの製作も
同社の行った調査によれば、6割近くの女性が「モノを捨てられない」と自己分析しており、約2人に1人はブラジャーを捨てることにためらいを感じた経験があり、「ブラジャーの捨て時がわからない」と捨て時に悩む女性が約3人に1人いることがわかっている。同社は加工したRPFを燃料としている製紙会社から製造した紙を利用して、リサイクルバックの製作も行うことで、循環型リサイクルに取り組み、2012年からはワコール製品だけでなく、他社製品のブラジャーも回収の対象としている。
同社は今後も「製造した商品に最後まで責任を持つ」という企業姿勢と、同社の環境方針に基づき環境活動に取り組んでいくとしている。
外部リンク
ワコール ニュースリリース
http://www.wacoalholdings.jp/
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