2014-06-21 11:00
エコ
JR神戸線、エコ駅舎を新設

ブレーキによる回生電力を駅舎電力に
6月19日、JR西日本は、JR神戸線に新設予定のまや駅(仮称)での省エネ対策について発表した。(画像はプレスリリースより)
省エネルギー、省資源な鉄道システム構築の一環として、「直流電力変換装置」が導入される。これは、電車がブレーキをかける際に発生する回生電力を駅舎の電力として活用するシステム。富士電機株式会社と共同開発を進めている。
これまで、回生電力は他の列車に活用していたが、直流電力変換装置を導入することによって、駅舎への活用が可能となる。回生電力は主にエレベーターやエスカレーターなどに活用される。
最大出力は約50kW。1日あたりの発電量は約100kWhで、一般家庭10世帯分の省エネ効果が得られる。
太陽光発電、LED、断熱対策で快適なエコ駅舎へ
まや駅はJR神戸線六甲道から灘駅間に新設される。駅舎の完成は平成28年春の予定。まや駅では、太陽光発電や照明制御など多くのエコメニューを導入。駅舎屋根には40kWの太陽光発電パネルを設置。高窓の採用で日中の光を取り入れ易くするとともに、照明はすべてLED照明とする。駅舎執務室などは床アルミシートを使用し、断熱効果を高める。
その他、自然換気や南西面窓へのルーバー設置などを実施し、快適なエコ駅舎を完成させる。
駅周辺でエコメニューを採用するマンション開発も予定されており、省エネに取り組む町づくりが実現する。
外部リンク
JR西日本旅客鉄道株式会社
http://www.westjr.co.jp/
JR西日本旅客鉄道株式会社/プレスリリース
http://www.westjr.co.jp/press
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