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2014-06-28 10:00

エコ

3行程を1行程で処理可能に パナソニックが3倍の速度でリサイクルが可能な技術を開発

リサイクル
3倍の処理速度で樹脂片を選別・回収
パナソニック株式会社は、家電のリサイクル工場で発生するシュレッダーダストの樹脂片から3種類(PP・PS・ADS)を純度99%を超える精度を維持したまま、高精度エア制御技術により1プロセスを行うだけで3種類の樹脂を同時選別することで装置切替を不要にし、処理速度を3倍にして同時に選別・回収するリサイクル技術を開発した。(画像はプレスリリースより)

開発された技術の特徴は以下のようになっている。

・飛翔起動の気流最適制御により、樹脂形状によらず同一の飛翔起動に抑制
・エアの吐出時間や位置等を最適化した独自の高精度エア吐出技術により、3種類の樹脂を同時に高精度選別・回収するシステム
・樹脂判定やエアのズルへの出力を3連同時に制御する高速処理信号処理システム
(パナソニック株式会社 プレスリリースより引用)


いままでは選別に3行程が必要となっていた
パナソニックは2010年より家電の解体行程で発生する廃棄もしくは燃料となるシュレッダーダストに、赤外線識別技術を用いて選別し、リサイクルを可能にする技術を開発・使用していた。

しかしそのためには3種類の樹脂ごとに装置の切り替えが必要になっていたのだが、今回の技術開発によりリサイクル樹脂の活用が加速される。

パナソニックは、使用済み家電製品の再商品化およびリサイクル技術の開発・実証を行うパナソニックエコテクノロジーセンター株式会社に続き、パナソニックグループ内リサイクルプラントにも展開を行い、シュレッダーダストからの樹脂の選別・回収による再生自然の活用拡大に貢献していく。

なお現在この新開発の技術を導入した装置は、パナソニックエコテクノロジーセンターにて稼働中である。


外部リンク

パナソニック株式会社 プレスリリース
http://panasonic.co.jp/
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