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2014-07-01 14:00

電気自動車

トヨタ、一般向けに水素燃料で発電するFCVを発表

FCV
航続距離、充電時間などEVの弱点を解消
6月25日、トヨタは、今年度中にセダンタイプの燃料電池自動車(FCV)を日本国内で発売すると発表した。

(画像はプレスリリースより)

販売予定地域は、水素ステーションの整備が予定されている首都圏、大阪、愛知の三大都市圏と、兵庫、山口、福岡を中心とする地域。2015年夏には、アメリカやヨーロッパでも販売を予定している。

FCVは、水素を燃料に発電し、モーターで走る電気自動車(EV)の一種。走行中に排出するのは、水素と酸素の化学反応で発生する水だけであり、持続可能性のある社会を実現する究極のエコカーとして、大きな期待を寄せられている。

FCVには航続距離の短さや長時間の受電など、通常のEVにみられるデメリットがない。トヨタではFCVの開発に20年以上取り組んでおり、独自のシステムを開発した。その結果、航続距離は約700km、水素燃料の補給は約3分が実現した。


高級車並みの価格が実現 普及は長期的目標
これまで、トヨタのFCVは官公庁や教育機関を対象にリース販売が行われていた。一般を対象とする販売は、世界初となる可能性が高い。

販売されるFCVの価格は700万円台。燃料電池のシステムコストから、非常に高額な価格設定がされていたFCVだが、自社開発、改良によって高級車並みの価格が実現した。

しかし、水素ステーションの整備が追いつかず、一般家庭でFCVを活用するにはまだ問題が多い。トヨタでは、FCVの普及について長期スパンで考えており、引き続き技術開発に取り組んでいく意向だ。


外部リンク

トヨタ
http://newsroom.toyota.co.jp

トヨタ/ニュースリリース
http://newsroom.toyota.co.jp/detail
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