2014-07-04 10:00
電気自動車
三菱電機が世界初、EV・PV・商用、3種類の電力を混ぜて使用できるパワコンを発表

モニター販売からスタート
三菱電機は7月1日、EV用パワーコンディショナ「SMART V2H」4機種を製品化し、モニター販売を7月31日に開始すると発表した。同製品は電気自動車(EV)と太陽光発電システム(PV)、商用の3種類の電力を混ぜて使用できるもの。
災害時の非常用電源として、また、夏場・冬場など電力消費のピーク時の電力供給不足をEVの大容量蓄電池で補うシステムとして開発され、2012年5月から「大船スマートハウス」にて実証実験を行い、この成果をもとに製品化に至った。
現在、同商品には系統連系の認証制度がないことから、電力会社との個別の系統連系協議が必要なため、まずは同社販売会社への個別申し込みによるモニター販売を行う。
(画像はニュースリリースより)
停電時にも安定の電力供給
同製品は「電力需給制御システム」によって、3種類の電力を混ぜて使用することを可能にしたもので、電力をモニターし、自動で最適制御することで商用電力消費のピークシフトに貢献する。日産自動車のEV「リーフ」と接続でき、今後は三菱自動車工業の「MiEVシリーズ」にも順次対応を予定している。
同社は電力供給停止時間(瞬時停電)なくEVの充放電が切り替えできる「シームレス充放電技術」と、停電の際にPVの通常運転ができる「自立運転時PV連携技術」を世界で初めて開発し、停電時も最大約6kWと安定した電力使用を実現した。
希望小売価格はいずれの機種も950,000円(税抜き)を予定している。
外部リンク
三菱電機 ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp
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